4-6 グリップの基本

「狙いは押手にあり、的中は離れにあり」
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7-16 矢束についての訂正

以前(7-10)に、3つの矢束「引く矢束、引かぬ矢束、ただ矢束」の説明として、「引く矢束は眼一杯力んで引き手繰って引きすぎた矢束である」と書きましたが、これは間違いのようです。 伝書には「引く矢束というは至らぬ矢束なり」と明確に書いてありましたので、これは引き足りない矢束で引くべき矢束ですので、全く逆の説明をしてしまいました。訂正いたします。
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3-19 スローモーション弓道のすすめ

離れ口をどうしようと考える時、実際の行射のなかでは、自分がこうしようと思っていてもなかなか思うようになりません。指パッチンで握りこむグーの離れ、勝手と瞬時に反応する鸚鵡の離れ、露がぽとりと落ちるような雨露利の離れなどです。
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5-13 相応の懸け、懸けの五品

時の手の内(吾加の手の内)に対して、相応の懸けにて弦道を作るべしと有ります。
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11-7 観念的弓道にあらず、合理的弓道をめざす

弓道の理想は理念が大切であることから、観念的・精神的弓道論が主となり、さらには射即人生、とか一射絶命というように射に宗教的な意義を求める流れもあります。
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11-6 萬法一に帰す

弓暦45年にもなって(途中20年のブランクがあります)、四方山話にいろいろ書いてきたのに、最近初めて弓道教本の第2、3巻を読んだのは、恥ずかしい限りです。
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9-11 力を抜く

安定していて、伸びがあり、軽い離れをだしたいと思うのは皆さん共通と思います。 そしてこれを求める時、力を抜きなさい。手先の力、手首の力、肘の力、肩の力、胸の力を抜いて、下腹に力を込めよと教えられていませんか。
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6-14 手の内の整え方

取り懸けのあとは手の内をどう整えるかがポイントです。諺で「手の内を見せるな」、とは弓道用語か将棋の言葉かは判りませんが、押手が効くか、効かぬかは手の内の整え方に大きく影響します。
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6-13  大三までのはなし

弓道の射法の流派はいろいろありますが、大きく見れば違いの殆どは大三までの話であり、大三以降は殆ど変わらないと思いませんか。
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5-12 懸けの手術(続・朝嵐の懸け)

朝嵐の懸け(弓懸け、弽、ユガケ)と称して、懸口の溝の位置が親指の付け根ではなく、10mm位指先のほうにつけた四つガケを購入しましたが、使いこなせなくて困っていることと、弓具店に溝の角度が斜めすぎるので、直したいと依頼したら「四つ懸けは大筋違いと云うて斜めになっているものですので、慣らしてください」と云われて、かわりに「朝嵐の教えを受けて 射るならば 昼おば過ぎて 夕嵐になるなり」と書いた手ぬぐいを頂いた話を以前に書きました。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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