射法.com にようこそ。当Webサイトは古流弓術の研究と実践をテーマとして、主に小笠原流弓馬術と尾州竹林流(日置流尾州竹林派)弓術に関する記事を掲載しています。小笠原流関連は「射法は寝て待て」に、尾州竹林流関連は「弓道四方山話」に収録しています。

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弓道四方山話 > 巻の拾壱 「流水の巻」

11-15 尾州竹林流江戸派の謎

1.竹林流江戸派と本多流

本多流の系譜から、渡辺甚右衛門寛が星野勘左衛門茂則の印可を相伝して江戸に移り住み、江戸派と呼ばれました。明治になって本多利実が継承し、多くの門弟を育成し、現代弓道の母体を築き上げた偉人ですので、利実翁の没後本多流と呼ばれました。
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弓道四方山話 > 巻の拾壱 「流水の巻」

11-14 正統竹林の継承の謎

1.流派の継承

日本の伝統武芸は家系によって継承されるのが一般的ですが、竹林坊如成は四巻の書の序文において、「正直を神として法度に任せて心底に治するものには相伝すべし、たとえ親でいの弟子なりとも道に愚なる、異法に驚き、深心なきには伝ふべからず。」と記述しています。
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弓道四方山話 > 巻の拾壱 「流水の巻」

11-13 日置流から竹林坊への継承の謎

1.日置に二流あり

竹林坊以前の日置流の伝承については、「四巻の書」の註に「日置に二流あり、伊賀の日置弥左衛門範次(1394年〜1427年)と大和の日置弾正正次の流れなり、当流は伊賀の日置なり」とあります。この二人の関係は同一人物が移り住んだもの、あるいは兄弟と云う説もありますが、仔細は不明です。
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弓道四方山話 > 巻の八 「石火の巻」

8-20 膠着状態のしがらみ

引き分けから会に至り、じっくり詰め合い、伸び合い、鋭く軽妙な離れを出したいと思っているのですが、実際には会で膠着状態に陥り、緩み・もたれになり、モタモタしているうちにずるっと放れ、不本意な結果となってしまうことがあります。
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弓道四方山話 > 巻の弐 「地の巻」

2-18 弓の薀蓄(その3)

私は「2−1 弓の薀蓄」において「弓は3の字状に湾曲して」と書きましたが、実は5連アーチの組み合わせであり、上端のアーチは姫反り、下端のアーチは小反りと呼ばれ、逆に反り返って重要な働きがあります。
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弓道四方山話 > 巻の五 「母の巻」

5-22 妻手にも脈所がある

「脈所」という言葉は、医者が手首の脈を診て病気を見抜くことから、物事の肝心なポイントを掴むことと思います。弓道では「剛弱所(ごうじゃくどころ)」という言葉があり、弓手(剛)の働きのポイントは手首の脈所の微妙な効かせ方にあると云われています。本来ならば「剛脈所」と云うべきですが、伝書に「押手を上(下)に過ぎれば上(下)に弱り、前(後)に過ぎれば前(後)に弱る」と言う言葉があり、語呂合わせから「剛弱」と呼ばれたと思われます。
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弓道四方山話 > 巻の七 「十文字の巻」

7-28 「引き分け」という言葉の意味

射法八節の「引き分け」という言葉は、大三から会に至る弦道において「左右均等に引き分けよ」という意味であることは誰もが頭の中では知っています。
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弓道四方山話 > 巻の七 「十文字の巻」

7-27 遠的射法について

多くの初心者にとって遠的競技は一寸難しいなと感じていると思います。それは殆どの方(私も)が普段近的練習ばかりで、遠的なんて年に1、2回しか行わないので、慣れていないことがあげられますが、遠的の射法というか注意点、要領を理解することが大事と思います。
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弓道四方山話 > 巻の八 「石火の巻」

8-19 着己着界に入る

「着己着界」(ちゃこちゃっかい)という難解な言葉が「中学集」という伝書の最後にあります。これは題目だけで解説されていませんので、例によって独断と偏見と想像をたくましくして書いてみたいと思います。
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弓道四方山話 > 巻の九 「紫部の巻」

9-13 弓道の無常

すでに重複して書いていますが、弓道ではなかなか思うようにならないことが多いです。
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小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。また「聞かざれば教うるな(質問がなければ教えるな)」という小笠原流の教授法は門人なら知らぬ者はないが、本書ではさらに「上達したければ教えるな」という見識が語られる。教わる者の未熟な技を見せられると、逆に教える側の自分が知らぬ間にそれに染まってしまうのだという。これは潜在意識への悪影響なのだろう。確かに、教えても教えても上達しない者がいると、それは自分の教え方が悪いのではとこちらが逆に反省してしまうことがある。このネガティブな心理状態が自分の上達をも阻害してしまうという心理療法家の知見を目にしたことがある。そして本書の読みどころはもう一つ、若先生(宗家嫡男)の手記である。青春真っ只中の青年が800年の歴史を背負っていこうとする苦悩と決意が読み取れる。実に爽やかである。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

詳説弓道

詳説弓道 | 小笠原流の先代宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十世宗家小笠原清信)と白石暁氏との共著。レントゲンや筋電図を駆使した科学的なアプローチが素晴らしい。正面射法と斜面射法での勝手の捻りに関する相違など読みどころ満載。

禅という名の日本丸

禅という名の日本丸 | 武術はいつから武道になったのか、どうして武道は禅とからめて説明されるようになったのか、ヘリゲル氏の「弓と禅」を読んだがどうもすっきりしない、と思ったときにオススメの一冊。

紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方

紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方 | 日置流印西派の名人とうたわれた浦上榮先生の著書。手の内や離れの導き方は流儀ごとに大きく異なるところだろうが、伝統的な弓具に関しての記述が大変充実している。グラスファイバーの弓と金属パイプの矢しか使ったことのない世代が多くなった現在では得難い書。

やさしく教える弓道教本

やさしく教える弓道教本 | 日置流印西派の浦上榮先生の弟子である稲垣源四郎先生の著書。私が知る限り、初心者向けに古流弓術を解説した唯一の書籍。弓が実用の武器だった時代から続く古流各派には流派を越えて共通する何かがある。これから古流弓術の世界に足を踏み入れようとする人は必読。

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