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詳説弓道


詳説弓道

詳説弓道

大修館書店
小笠原流の先代宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十世宗家小笠原清信)と白石暁氏との共著。レントゲンや筋電図を駆使した科学的なアプローチが素晴らしい。正面射法と斜面射法での勝手の捻りに関する相違など読みどころ満載。

禅という名の日本丸


禅という名の日本丸

禅という名の日本丸

弘文堂
武術はいつから武道になったのか、どうして武道は禅とからめて説明されるようになったのか、ヘリゲル氏の「弓と禅」を読んだがどうもすっきりしない、と思ったときにオススメの一冊。

紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方


紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方

紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方

遊戯社
日置流印西派の名人とうたわれた浦上榮先生の著書。手の内や離れの導き方は流儀ごとに大きく異なるところだろうが、伝統的な弓具に関しての記述が大変充実している。グラスファイバーの弓と金属パイプの矢しか使ったことのない世代が多くなった現在では得難い書。

やさしく教える弓道教本


やさしく教える弓道教本

やさしく教える弓道教本

東京書店
日置流印西派の浦上榮先生の弟子である稲垣源四郎先生の著書。私が知る限り、初心者向けに古流弓術を解説した唯一の書籍。弓が実用の武器だった時代から続く古流各派には流派を越えて共通する何かがある。これから古流弓術の世界に足を踏み入れようとする人は必読。

弓の道 正法流入門


弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

BABジャパン出版局
のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

小笠原流弓と礼のこころ


小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ

春秋社
小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。また「聞かざれば教うるな(質問がなければ教えるな)」という小笠原流の教授法は門人なら知らぬ者はないが、本書ではさらに「上達したければ教えるな」という見識が語られる。教わる者の未熟な技を見せられると、逆に教える側の自分が知らぬ間にそれに染まってしまうのだという。これは潜在意識への悪影響なのだろう。確かに、教えても教えても上達しない者がいると、それは自分の教え方が悪いのではとこちらが逆に反省してしまうことがある。このネガティブな心理状態が自分の上達をも阻害してしまうという心理療法家の知見を目にしたことがある。そして本書の読みどころはもう一つ、若先生(宗家嫡男)の手記である。青春真っ只中の青年が800年の歴史を背負っていこうとする苦悩と決意が読み取れる。実に爽やかである。

小笠原流 流鏑馬


小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬

ハースト婦人画報社
小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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