home >  弓道四方山話 > 巻の壱 「天の巻」

1-9 弓道の幻影

弓道の達成と云うのは、道路の逃げ水のように追いかけても追いかけても追いつかないように思える、あるいは二十日ネズミの回転車のようにいつまでたっても進歩せず、くるくると堂堂巡りしているようにも思えます。
バベルの螺旋の塔であれば、同じように見えることもステップアップできていることになりますが、このためには自分を客観的に覚めた目で鏡を見るようにしなければなりません。考えをきちっと持たないと、楽な方に流され、癖の泥沼に溺れて、のめり込んでしまいそうです。

三病(早気、持たれ、緩み)、五緩(五部の緩み)、六凶の離れは手遅れにならぬうちに矯正しないと大変です。

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