5-11 自然な取り懸け

竹林では懸けのことも会と呼び、繋ぐ(つなぐ)、懸(かける)と言う字を用いて、かけと言い、八節の会と2つの意味を持たせています。結んだ懸けが必ず離れることから会者定離に喩えて云うのも同じです。
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3-18 我が家の巻藁道場

今日巻き藁が届いて、我が家の巻藁道場が完成しました。
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3-17 続・頭もちと開き戸

頭もち(物見)と開き戸が似ていると書きましたが、とかく例え話というのは飛躍がつきものですので、眉につばをつけて聞く必要があります。
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8-10 弓の分かれ、弦の分かれ、矢の分かれ

弓射の議論をつきつめてゆくと結局、会から離れの瞬間がどうなるのと言う所にきてしまいます。 会者定離の世界は突き詰めても、追い求めても覚れない輪廻の世界、奥義の世界であり、未熟者が酔った勢いで書けるものではないですが、あえて我流の解釈で書いてみましょう。
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5-10 ちょうど良い弓構え、矢番え

最初の動作である弓構えができているかどうかは、その人の射の品格が現れるといわれています。この点から、是非とも絶妙な弓構えを会得したいものです。
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7-15 押手の親指と勝手の親指の方向

この頃、口ばかりで、ますます中りが遠ざかっていますので、自分ながら四方山話を語るのが白々しく思いますが、頑張って年寄りの戯言を述べてみましょう。
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7-14 伸び合いはえいやっと放すものではない

詰め合いの後、伸び合いによって離れに至るのですが、このときの伸び合いは、思い切り良くえいやっと放すものではありません。 大三はここ、引き分けはこう、会はここ、詰め合いはこことホールドして、ロボットのように、えいやと放すのでは、中るかも知れませんが、力の連続性がありません。
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7-13 詰め合いは縮めることではない

射法では、引き分けの後に詰め合い伸び合いが書かれていますが、詰め合いって何だろう、今一つ判らない気がします。
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7-12 十文字の錯覚

縦筋と両肩の十文字が弓道の第一のポイントであることは論ずるまでも無いことですが、自分の十文字がどうであるかを見るとき、これにも錯覚があって意外に勘違いし易いと思います。四方山話にはいろいろ書いてきましたので、話が少々だぶるかも知れませんが、年寄りの繰言と思ってご容赦願います。
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7-11 五重十文字について

私はこれまで、五重十文字とは会における力の釣り合いについて、五行陰陽道から五にこだわったものと思っていました。体の縦横十文字と弓矢の十文字との二重十文字があれば、あとはその重複であると思っています。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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