7-24 体を硬くする柔らかくする功罪

初心者のうちは弓の引き方や力の入れ方がよく判らないので、腰や肩、腕や手首などに無闇に力が入って体が硬くなっています。ガチガチに硬くなっていても、肝心なところに力が入っていないので、弓は楽に引けない。むしろその反面、真っ直ぐで十文字にあるべきところはぐにゃぐにゃと曲がってしまいます。
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巻の構成について

「弓道四方山話」における全体構成について少し説明します。巻数を12巻構成としたのは、全体の文章が多くなったので、巻の目録が1頁に収まり、さらに各巻の細目が1頁に収まるように考えて巻数を増やしたためです。しかし結果的に、細目は1頁に収まらなくなり、巻数が多過ぎるため似たものが別の巻に混在してしまいました。例えば四・五巻、六・七巻、八・九巻などはそれぞれ似た内容の巻となっています。
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12-18 アメリカ、欧州の竹林派弓道

私は12-13「竹林射法七道」についてで、「ニューヨークの巻藁道場が弓師の柴田勘十郎の親戚の方が竹林流を指導している」と書きましたが、先代の柴田勘十郎ご本人が指導されているものでした。
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1-23 仏教の聖なる山

仏教における聖なる山は須弥山と呼ばれ、世界の中心に聳える伝説の山であり、蓬莱山とも云われます。
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1-22 「中学集」という書物

「中学集」という書物があります。これは中学生の詩集や卒業文集などではありません。竹林流の流祖竹林坊如成が二代目の石堂竹林貞次に伝え、代々石堂竹林家に伝えられた秘伝の奥義書です。
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肘力で止めずに引取る

小笠原流の歩射が肘力(弓を左へ押し回した形)で止めずに引取ることは比較的知られていますが、騎射ではもっと極端で、正面に打上げたところから腕を曲げずに一気に左右に押し開くようにと教えられます。実際には(余程弱い弓でなければ)そんなことは出来ないのですが、それぐらいの気持ちでということです。

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小笠原流歩射でも斜面射法がある

小笠原流は代々将軍家の弓馬術礼法師範であったため、大名か将軍の直臣である旗本や御家人にしか入門は許されませんでした。いわゆるお留め流です。つまり上級武士だけの流儀だったのです。騎乗が許されない下級武士は歩射しかできなくても支障はありませんが、上級武士だとそうはいきません。現代弓道講座1巻で斎藤直芳氏は「私達が稽古を始めた大正の初めでさえ、小笠原射場で歩射だけしかできない射手を足軽弓といって軽蔑したものであった。」書いています。

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▲2005年の愛知万博で蟇目の儀を執行する若先生(宗家嫡男小笠原清基)。右端太刀持ちは筆者。蟇目では天地を鎮めるために地面と空を射る仕草をする。写真は地を射るところ。斜面射法同様に弓構の位置から弓を押し開く。
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騎射でこそ合理的な正面射法

書には真行草、つまり楷書・行書・草書があります。真は正格、草は風雅な崩し、行はその中間です。我が国の芸術は基本から応用への各段階を、しばしば真行草になぞらえます。小笠原流であれば礼法が楷書、歩射が行書、騎射が草書です。

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▲数十メートル先の的を正面から真っ直ぐ見たまま打上げる。
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現代の騎射

騎射と言えば流鏑馬というくらい、今日馬上で弓を射る技の代名詞が「やぶさめ」となりましたが、これは「やばせむま」の訛化だとも言われています。小笠原流弓馬術礼法公式Webサイトの騎射解説によれば、流鏑は「鏑を飛ばす」ということで、流鏑馬は「馬(むま)を駆せつつ鏑矢を射る」意とのことです。

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骨折後7ヶ月で完治

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骨折後4ヶ月のレントゲンでは特に変化無しでしたが、医師からは積極的にリハビリをするようにと指示されました。確かにこの1ヶ月間は目立った回復の手応えがなかったので、騎射体操と素引きといった自己流のリハビリではなく、もう少し医学的な根拠のある体操なりストレッチなりをしなければならないのかもしれません。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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