羽引き

弓道関連のWebサイトも随分増えましたが、私がいつも感心して拝読しているのが「kenさんのBLOGS」です。著者の「kenさん」氏は日置流印西派なので、古流弓術とは如何なるものか興味があるのなら読んで損はない、というより必読のBlogです。

最初の矢を番えてから馬を出す
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8-21 下弓が暴れる

私は普段庭の片隅の物置に巻き藁を置き、3mほど離れた花壇の通路に立って引いています。背後には芍薬、石楠花、クリスマスローズなどの高さの低い潅木があり、花の季節には良い香りがしてとても気持ちがいいです。しかし、会の状態では弓の本弭から背後の植え込みまで30〜40センチ程離れているので、植え込みには掠らない筈ですが、毎回のようにバサッと掠る音がすることに最近気が付きました。
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7-29 会の形(その5へのコメントに応える)

7-5 会の形(その5)」について関谷様からコメントを頂きました。ありがとうございます。これまでコメントを頂くことが少ないので、自分では良いと思って書いたことが、実際には独りよがりの自己満足ではないかと淋しく感じていました。今後もどんどんコメントを頂きたく思います。

私はコメントの文章から関谷様は相当な射手であると推察しています。「両肩を巻き込んで、しっかりと詰め合い、鋭い離れがでます」、これこそが骨法であり、なかなかできなくて誰もが苦労しているのです。
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11-15 尾州竹林流江戸派の謎

1.竹林流江戸派と本多流

本多流の系譜から、渡辺甚右衛門寛が星野勘左衛門茂則の印可を相伝して江戸に移り住み、江戸派と呼ばれました。明治になって本多利実が継承し、多くの門弟を育成し、現代弓道の母体を築き上げた偉人ですので、利実翁の没後本多流と呼ばれました。
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11-14 正統竹林の継承の謎

1.流派の継承

日本の伝統武芸は家系によって継承されるのが一般的ですが、竹林坊如成は四巻の書の序文において、「正直を神として法度に任せて心底に治するものには相伝すべし、たとえ親でいの弟子なりとも道に愚なる、異法に驚き、深心なきには伝ふべからず。」と記述しています。
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11-13 日置流から竹林坊への継承の謎

1.日置に二流あり

竹林坊以前の日置流の伝承については、「四巻の書」の註に「日置に二流あり、伊賀の日置弥左衛門範次(1394年〜1427年)と大和の日置弾正正次の流れなり、当流は伊賀の日置なり」とあります。この二人の関係は同一人物が移り住んだもの、あるいは兄弟と云う説もありますが、仔細は不明です。
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8-20 膠着状態のしがらみ

引き分けから会に至り、じっくり詰め合い、伸び合い、鋭く軽妙な離れを出したいと思っているのですが、実際には会で膠着状態に陥り、緩み・もたれになり、モタモタしているうちにずるっと放れ、不本意な結果となってしまうことがあります。
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2-18 弓の薀蓄(その3)

私は「2−1 弓の薀蓄」において「弓は3の字状に湾曲して」と書きましたが、実は5連アーチの組み合わせであり、上端のアーチは姫反り、下端のアーチは小反りと呼ばれ、逆に反り返って重要な働きがあります。
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5-22 妻手にも脈所がある

「脈所」という言葉は、医者が手首の脈を診て病気を見抜くことから、物事の肝心なポイントを掴むことと思います。弓道では「剛弱所(ごうじゃくどころ)」という言葉があり、弓手(剛)の働きのポイントは手首の脈所の微妙な効かせ方にあると云われています。本来ならば「剛脈所」と云うべきですが、伝書に「押手を上(下)に過ぎれば上(下)に弱り、前(後)に過ぎれば前(後)に弱る」と言う言葉があり、語呂合わせから「剛弱」と呼ばれたと思われます。
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7-28 「引き分け」という言葉の意味

射法八節の「引き分け」という言葉は、大三から会に至る弦道において「左右均等に引き分けよ」という意味であることは誰もが頭の中では知っています。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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