home >  Archives: 2004/02

7-19 続・前肩さがり、後肩あがり

前肩下がり、後肩上がりの癖は、小林先生の言によれば江戸時代に朱子学の影響を受けて中国射法の極意書である「射学正宗」の妄信的な勉強が災いしたものではないかと書かれています。
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7-20 唯矢束、わがままな矢束

竹林流の奥義書の弓道教歌に「引く矢束 引かぬ矢束に ただ矢束 三つの矢束を よく口伝せよ」があり、他にも矢束には類似の教歌があります。これは骨法に合致した会に至るには、その人に丁度いい矢束があり、それを修練して見つけ言い伝えなさいと言う意味であります。
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8-12 すぐに引いて、すぐに離す

「すぐに引いて、すぐに離す射」を目指したいと思っています。
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1-18 ねんねん小坊主とは

1-15に「円相の構えは幼子を抱くように」ということを書きましたが、その続きに「ねんねん小坊主、ねんねこぼうし」の言い伝えがあります。
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1-19 射という字は身を寸とするものなり

星野勘左衛門による伝書の解説を読んでいたら、「射という字は身を寸法の基準にする意味である」というようなことが書いてありました。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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