1-18 ねんねん小坊主とは
会の抱えは円相の構えであり、可愛いい幼子を抱くように、大切に抱えなければいけない。強く抱えすぎると、幼子は起きて泣いてしまうし、弱すぎると落としてしまう恐れがあるので、程よい加減に抱くのが良い。
会において矢束も定まり、十文字整い、狙いが付いてくると、詰め合い伸び合いが不十分でも、「よし放せ」と当て気がでて、動揺し、乱れてしまうことがあります。
まさに「弓道は動揺つねなき心身でもって行なうわざ」であるので、ここですぐに泣いてぐずる子を「ねんねん小坊主」とあやしつけるように、自分の心を納めて穏やかな離れの味をいうものです。 自分もこのような心境になりたいと思いますが、なかなかです。
櫻井 孝 | 2004/02/24 火 00:00 | comments (0)
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