home >  Archives: 2004/11

9-12 続・鸚鵡の離れ

竹林流の離れの奥義に、鸚鵡(おうむ)の離れ、四部(紫部:しべ)の離れ、雨露利(うろり)の離れがありいずれも離れの終局の極意であることは以前に書きました。
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10-10 わがままなる弓道

現代の弓道では標準の射法、射形、作法を追求することから、一つの理想を追い求める傾向があるように思われますが、竹林流の教えでは三重十文字とか五重十文字など、曲尺、規矩など基本的な標準はありますが画一的な理想の射法はありません。その点では多様性を認める射法であります。
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12-16 竹林射法七道のあとがき

小林先生の「序文」は格調高いものでしたが、「あとがき」も素晴らしいので、現代風に解釈して紹介します。
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6-17 竹林七道の順序について

私は以前に竹林流の射法七道の順序について、懸橋の巻6-3に「引き分けを返して打ち起こす」という文章を書きましたが、尾州竹林流の星野勘左衛門(魚住先生は星野系)の注釈はまったく異なっておりますので、こちらの解釈に改めたいと思います。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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