home >  Archives: 2003/04

1-15 円相の構えは幼子を抱くように

取り掛け、弓構え、打ち起こし、大三に至る円相の構えは、「かわいい幼子を優しく抱くように」というイメージがいいと思います。幼い子を抱く時の手つきは、両手の手の平から下腕、上腕までが幼子の体に沿って滑らかに丸く抱えます。また両腕は父母の思いやりと和合であり、子である矢を優しく抱くことによって、素直に育つものであるともいえます。
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1-16 胴造りの大日の曲尺は座禅の心

弓道四方山話で胴造りと言えば、口癖のように「大日の曲尺」ですが、これは座禅の形であることは言うまでも無いことです。取り掛け、弓構えの時の澄ましは座禅の心です。
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3-20 修学ということ

竹林流では弓道の修行の段階に「受」、「智」、「修学」、「自師」、「賢覚」の5段階があることを以前に書きました。
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5-16 馬手の捻りの過不足(不及)

馬手の捻り具合の過不足(不及)について、星野勘左衛門の注釈を現代風に紹介しましょう。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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