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11-13 日置流から竹林坊への継承の謎

1.日置に二流あり

竹林坊以前の日置流の伝承については、「四巻の書」の註に「日置に二流あり、伊賀の日置弥左衛門範次(1394年〜1427年)と大和の日置弾正正次の流れなり、当流は伊賀の日置なり」とあります。この二人の関係は同一人物が移り住んだもの、あるいは兄弟と云う説もありますが、仔細は不明です。
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11-14 正統竹林の継承の謎

1.流派の継承

日本の伝統武芸は家系によって継承されるのが一般的ですが、竹林坊如成は四巻の書の序文において、「正直を神として法度に任せて心底に治するものには相伝すべし、たとえ親でいの弟子なりとも道に愚なる、異法に驚き、深心なきには伝ふべからず。」と記述しています。
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11-15 尾州竹林流江戸派の謎

1.竹林流江戸派と本多流

本多流の系譜から、渡辺甚右衛門寛が星野勘左衛門茂則の印可を相伝して江戸に移り住み、江戸派と呼ばれました。明治になって本多利実が継承し、多くの門弟を育成し、現代弓道の母体を築き上げた偉人ですので、利実翁の没後本多流と呼ばれました。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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