「弓道四方山話」における全体構成について少し説明します。巻数を12巻構成としたのは、全体の文章が多くなったので、巻の目録が1頁に収まり、さらに各巻の細目が1頁に収まるように考えて巻数を増やしたためです。しかし結果的に、細目は1頁に収まらなくなり、巻数が多過ぎるため似たものが別の巻に混在してしまいました。例えば四・五巻、六・七巻、八・九巻などはそれぞれ似た内容の巻となっています。
櫻井 孝 | 2007/02/14 水 08:00 |
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初心者のうちは弓の引き方や力の入れ方がよく判らないので、腰や肩、腕や手首などに無闇に力が入って体が硬くなっています。ガチガチに硬くなっていても、肝心なところに力が入っていないので、弓は楽に引けない。むしろその反面、真っ直ぐで十文字にあるべきところはぐにゃぐにゃと曲がってしまいます。
櫻井 孝 | 2007/02/19 月 18:01 |
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一般的な射法では弓手の肘は大三において真っ直ぐに伸ばし、右肘は折り曲げて、均等な力で引き分けて、弓手は直線的に伸ばしきったまま会に至ります。
しかし、竹林流では「猿臂の射」といって弓懐で作った円相の構えを崩さず、弓手の肘をやや撓ませたまま大三に打ち起こし、引き分け、会においても弓手の肘は伸ばしきるのではなく、やや受けて肘関節に豆粒ほどの余裕を残すのが掟であります。これは「ツク」といって弓手をつっかい棒のようにすることを嫌うためです。
櫻井 孝 | 2007/02/27 火 00:00 |
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