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【昭和7年〜】第二期黄金時代

昭和7年〜13年頃までは宮部弘之助・渡辺不二男君をはじめ山口正保・山田久・伊藤静雄君らの活躍で第二期黄金時代を迎えた。

豊明倶楽部主催の近県中等学校弓道大会に昭和9年より3年連続優勝し、さらに昭和11年7月27日京都武徳会本部における全国青年大演武会で、山田久・宮崎正孝・杉山義勝・野上乾・山口正保君らが全国から集まった38校と技を競い、一戦必勝の射で勝ち抜き、遂に東海が全国制覇を成し遂げた。(2位は福岡工業・3位は静岡商業)

続いて昭和13年7月27日京都大武徳殿での青年大演武会にも出場、杉山義勝・川本秀芳・金田訓典・鈴木平司・鈴道木真次君らの活躍で全国から参加の中学校を破って再び優勝した。(ちなみに2位は愛知一中、3位は福岡工業)

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