home >  弓道四方山話 > 巻の参 「修学の巻」

3-8 大会前の練習のテーマ

1.練習で試合の緊張感をだしたい。逆に試合では練習のように何も求めない。

2.試合ではノルマは無しです。あたりは数えない、狸の皮算用はしない。隣のチームの中りはもちろん、自分のチームの前の人の中りも無関係です。

3.ただ、自分の考えている射を十分にがんばること。

4.それは夢中になってやるだけではだめです。自分を客観的にみて、自分のチェックポイントに気を配って行うこと。そしてそのポイントは3点以内に絞って下さい。欲張ると駄目です。

5.正しい狙いと、頬付けを確認すること。

6.ひたすら緩まず、鋭く弾くように、大胆に離しましょう。(離れと云うのはもっと上級の場合ですので、ここは離しで十分)

7.自信を持ちましょう。「我は大日如来なり」と心の中で3回唱えましょう。するとあがらなくなります。自分は十文字の中央であり、弓と矢の中央であるので、何物も恐れるものはないのです。堂々と楽しく行いましょう。

こんな境地になれたら最高だなあと思います。

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