home >  弓道四方山話 > 巻の拾弐 「文の巻」

12-5 弓道の新研究

昭和40年頃に石岡先生の「弓道の新研究」を読んで、その科学的力学的アプローチに感銘を受けました。私の「弓の薀蓄」はその頃に刺激を受けて大学の「悟弓」に投稿したものの記憶をイントラネットに書き直したものです。

この石岡先生の本は、M先生からお借りして34年振りに読みましたが、今も新鮮で凄い本だと思います。

この「弓道の新研究」の延長線に、早稲田の稲垣先生のNHKのビデオや、筑波大の研究や、松枝先生の「弓道三昧」があるのではないかと思います。また私の「四方山話」も同じベクトルにあると思っています。

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