home >  弓道四方山話 > 巻の九 「紫部の巻」

9-7 六凶の離れ

弓道教本4巻の故村上先生の離れに、6つの嫌うべき離れがあります。

1.退く離れ
体が後ろに反り、両手が前に離れるいわゆる前離れである。緩み離れとも云う。

2.寄る離れ
緩んで戻る、矢尺の引きすぎ、手先の力が強すぎて手繰りとなるとき起こる。

3.上がる離れ
勝手が上がる離れ、万歳離れと云う。

4.落ちる離れ
切り下げる離れを云う。

5.送り離れ
緩みがでて、勝手が的のほうに送りつつ離れるものを云う。

6.修羅の離れ
無理に手先でぶった切る離れ。

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