home >  弓道四方山話 > 巻の五 「母の巻」

5-9 洗濯ハンガーによる懸口の練習

新しい懸けができましたが、手首に力が入ってなかなか慣れません。そこで、家でも夕食後などに、時々手にはめていじっていますので、グローブのように少しはなじんできました。しかし、的前ではまだ全然 です。
また、24キロの清芳は強すぎるので、弱く慣らすために時々家で懸けをつけて、エキスパンダー代わりに素引きをしていますが、離れ口の感じが出せません。

そこで、洗濯用の針金でできたハンガーを使って懸口を絡ませたら、結構良い具合に離れ口の感じが出せることがわかりました。

針金は中仕懸けと同様な太さであり、弦のように溝にしっかりと懸かりますし、引っ張るとハンガーは菱形に変形して、弦の角度と同じようになります。またハンガーはバネのような弾力があるので、微妙な指使いをイメージして、離れ口の練習ができます。

そして、テレビを見ながらソファーにもたれて、会の懸口の練習ができる横着さがお勧めです。

コメント

この記事へのコメントはこちらのフォームから送信してください

記事カテゴリ
最近のコメント
recommend
小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

著者プロフィール
過去の記事
others
東海弓道倶楽部