3-13 上腕三頭筋のトレーニング
弓道の引き分けにおける最も主たる筋肉は上腕三頭筋といわれていますが、ちょっと判りにくいですね。これは両腕の裏側で下側に垂れ下がる筋肉であり、普段の生活ではあまり存在感のないものです。二の腕が脹れているというと女性にはあまり好まれない筋肉かも知れません。
最近、注文した弓が3キロも強すぎて使いこなすことができません。悔しいので、家で素引きをして、この上腕三頭筋を鍛えようとしているのですが、なかなか見えるようには効果がありません。
そこで、毎日片道1時間かかる通勤電車の中で考えていたら、吊革に掴まってする筋力トレーニングを思いつきました。これはまだ効果があるかどうか判りませんが、何となく効きそうな気がします。
先ず吊革2本、あるいは1本に何気なく両腕で掴まります。 肘を鉛直に真っ直ぐ下げ、上腕をなるべく水平になるように、直角にします。 そして、肩を上げず、むしろ下げるようにして、踵が浮くくらい自分の体を静かに引き上げます。 約10秒間持ち上げ、5秒間緩める。 これを繰り返すと上腕三頭筋が鍛えられるような感じがあります。
いい年をした親父が子供みたいに、懸垂をしたのでは回りから顰蹙を買いますが、何気なく静かにやれば気付かれないで、できます。 懸垂のように上腕の上側の筋肉をはるのではなく、肘と肩を下に効かすようにすると下側の筋肉が張ります。
60キロの体重の8割位を両手で吊り上げれば、片側24キロくらいになるので、手ごろなトレーニングとなります。毎日長続きすればよい筋トレになるかもしれないですね。 皆さんも一度試してください。
櫻井 孝 | 2001/09/03 月 00:00 | comments (0)
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