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【昭和56年〜】十人立大弓道場の建設

この頃から中学高校合わせて部員数100名を超すようになり、練習に支障が多くなったため、学校当局の配慮と山田弾六会長を中心とする東海弓道倶楽部の熱烈なる援助で、昭和56年間口十間(約18メートル)・奥行七間(約12.6メートル)の十人立大弓道場が新築された。

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同年12月5日内外の関係者約200名が参集し、古式に則って道場開きが盛大に催された。多くの来賓、招待校の礼射を受け、峯 茂康主将(高35回卒)が在校生を代表し答礼射を執行した。この大道場は、中学・高校の弓道場としては全国的にも大規模なものであった。

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さて、秋に行われる県高等学校弓道選手権大会や県民大会(後の県新人大会)の出場資格は高校2年生以下であるが、当時東海は1年生が中心のチームで出場し、昭和41年(星野卓司主将・高21回卒)42年(桑原茂樹主将・高22回卒)54年(伊藤公一郎主将・高34回卒)57年(金田陽介主将・高36回卒)60年(水野博之主将・高39回卒)62年(佐藤文彦主将・高41回卒)と優勝している。

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