4-10 剛剛正直について
正しくというのは五重十文字に従ってということと思います。また直にというのは、骨法に従って真っ直ぐに押し引きするということと思います。
5つの手の内の1つに「骨法陸」と云うのがありますが、これは弓に対して直角に当てる手の内であり、直といえます。
剛というのは押手を云いますが、もう1つの意味は強いと云う意味です。すなわち剛剛と重ねる時、押手はどこまでも強くということになります。
これは押手だけでなく、射全体に当てはめるときには、「唯伸びて、緩まざる」の射であり、「雨露利の射」のような待ちの射のことではないと思います。
櫻井 孝 | 2003/02/17 月 00:00 | comments (0)
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