home >  射法は寝て待て > 歩射

左肩骨折

左上腕骨大結節骨折.gif

2005年2月末に自分の不注意で左肩を骨折してしまって3ヶ月間稽古を休んでいました。私は2005年が本厄だったのですが、この骨折以外にも身辺で色々なことがあって、なるほど厄年とはこういうものかと改めて不養生を反省しています。

反省を込めて肩のリハビリ記録を書くことにします。というのも自分が負傷してみて、ネット上の様々な闘病日記やリハビリ体験談が随分役に立ったからです。また、私のリハビリ体験は五十肩で悩む弓引きの人々にも参考になりそうなので。

まず、私の傷病名は「左上腕骨大結節骨折」です。骨折といっても腕の骨がポッキリ折れたのではなくて、骨が剥がれる「剥離骨折」です。大結節というのは上腕骨の骨頭(肩関節に嵌る半球状の部分)の外側にある突起です。ここに棘上筋という筋肉がくっついていて、ここが骨ごと剥がれました。

肩を外から触ると三角筋という大きな筋肉があるのがわかりますが、棘上筋はその内側にあって外観からはわからないインナーマッスルと呼ばれる筋肉です。これを損傷すると腕を横から水平に上げることができなくなります。

最初は「ひどくスジでも違えたかな」くらいに思っていたのですが、一晩寝て起きたら痛くて腕が上がりません。風呂で熱いシャワーを肩に当てたら多少腕が動くようになったものの鈍痛がします。肘は普通に曲げることができるのに肩がダメです。

私は過去に2度骨折したことがあって、そのときは驚くほど内出血して腫れました。今回は腫れてこないので骨は大丈夫だろうと高をくくっていましたが、2日経っても茶碗が持ち上げられません。さすがに少し不安になって友人の医師に電話で相談したら、骨折じゃなくても脱臼ということもあるんだからさっさと病院へ行けと言われました。

それでやっと病院へ行きました。子供の頃から掛かり付けのホームドクターが外科なので、そこでレントゲンを撮って貰ったところ、脱臼ではなく左上腕骨頭にヒビが入っていると診断されました。

「なーんだヒビか」

ヒビという語感から大したこと無いと思いこんでしまったので、医師から左腕を三角巾で固定した方が良いがどうするかと訊かれても断り、なるべく安静にして1ヶ月後にまたレントゲンを撮るということにして病院をあとにしました。このとき素直に固定しておけば良かったと後々悔やむことになります。

コメント

大変ですよね!
私は4週間前に左肩骨折をして仮に骨がついた状態ですが五十肩のように腕が水平にしか上がらず大変です。リハビリはやっています。肩から6センチぐらい下を骨折しました。早くよくなる方法がありましたら教えて下さい。
斎藤 | 2008/11/03 23:29
斎藤様

コメント有り難うございます。骨折はしっかり固定して骨がくっつくまで無理しないことと、お医者様の許可が出たら痛いのを恐がらずに積極的にリハビリするのが完治への早道かと思います。私は無茶をして再骨折→再手術を繰り返した苦い経験があります。まずは焦らないのが第一です。

お医者様の許可が出たら下の記事でも紹介しているストレッチ等をお試し下さい。
http://www.syaho.com/cgi-bin/sb/sb.cgi?eid=275
峯 茂康 | 2008/11/04 12:26
左肩を骨折というわけではないのですが、脱臼した場合も骨折した場合と同じくらい苦労しますかね?痛みはあまりないのですが、打起しが肩のラインから上に上がりません。どうなんでしょうか?
新田 | 2014/05/30 08:06
新田様

私が三年前に落馬で左肩を脱臼したときは、まず二週間安静にしてからMRIで腱板断裂の有無を確認しました。幸い腱板は切れていなくて、その二週間の安静で正面に目通りまで手は上がるようにはなりました。

しかし、その後数ヶ月間は腕を横に上げる(クルマの運転席から助手席に置いた荷物を左手で持ち上げるような)動作は痛くてできませんでした。

あまり痛くないのに腕が上がらないというのは心配ですね。腱板断裂だとすると手術が必要かもしれません。もしまだなら念のためMRI診断を受けることをお勧めします。

上にもコメントしましたが、お医者様の許可が出たら痛いのを恐がらずに積極的にリハビリするのが完治への早道かと思います。私は受傷後三週間目から稽古に復帰しました。三ヶ月以上は弱い弓を使い、もとの弓力でいつも通りの矢数がかけられるようになったのは半年近く経ってからだったと思います。
峯 茂康 | 2014/05/30 17:49

この記事へのコメントはこちらのフォームから送信してください

記事カテゴリ
最近のコメント
recommend
小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

著者プロフィール
過去の記事
others
東海弓道倶楽部