4-13 続・押手の力学的作用

2004/03/26 金 00:00
櫻井 孝



結局、弓から受けるX軸方向の力の分力として、あるいはその偏芯モーメントとして程よく釣り合う微妙な所を見出すことが肝心であり、剛弱所(手首の脈所)を何処まで入れるかでそれを感じ取ることがポイントです。

そして押手を矢筋方向に押し出せば、親指が接線方向に延びる伸びのある離れとなるでしょう。

要するに、止まった押手でなく、横に振る振込みでなく、手首でこねるのでなく、突き上げでなく、切り下げではなく、あくまでも矢筋の接線方向に伸びて4寸(13cm)開く離れが理想です。

[7] <<
comments (0)
-


<< 5 竹林院群芳園縁起抄
4-14 正直とは >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.24R]