6-20 「押し引き一如」の原理について

2018/05/28 月 15:02
櫻井 孝



これを戒める弓道教歌に「口伝せよ、押していたずら、引く無益、父母の心を、思いやるべし」があり、これも「押し引き一如」を意味するものですね。

五部の詰め、四部の離れ


押し引きを均等にして、自己の骨格に適正な矢束分まで引き分け、詰め合いを行った形が骨法に叶った「会」であり、胸の中筋(縦筋)を天秤の支柱にして、弓手馬手の両肩、弓手馬手の両手が釣り合い、会するので会と云います。

また、会では押し引きが均等に伸び合って、気が熟すとき、胸の中筋を不動のまま、両手、両肩の四か所が左右均等に同時に割れて「四部の離れ」を生じるのが理想です。

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