7-33 十文字射法について その3 〜五重十文字のこと〜

2016/01/01 金 00:00
櫻井 孝



4.胸の中筋と両肩を結ぶ線の十文字(縦横十文字)


打ち起こし、引き分け、会に至る動作において、体幹を強くし、上体の力みを抜いて「縦横十文字および三重十文字」の基準を確認する。これは総体の十文字とも云われる。

5.首筋と矢の十文字(会の十文字)


会に至る動作において「首筋が鉛直に立ち、矢が水平になって直交する」基準である。頭もちを正し、三重十文字が整い、父母の釣り合いで、体格に合った矢束まで引き分け、胸弦、頬付け、狙いが正しく着き、伸び合うことが必須である。ここまでできれば「会するものは定めて離れること必定」であり、軽妙で鋭い、自然な離れとなる。

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