骨折後7ヶ月で完治

2006/12/31 日 11:20
峯 茂康



医師からは腕を高く上げるストレッチを勧められました。これは自分の腕の力で上げるのではなく誰か他の人に腕を引き上げて貰うか、高いところにつかまってぶら下がるようにするのだそうです。

しかし、ストレッチしたいときにいつも相方がいるとは限りませんし、鉄棒のようにぶら下がれる器具もあるとは限りません。そこで色々試してみたのですが、思い立ったときにすぐできるのは両腕を上げて上体を前屈みに倒す方法です。床に両手両膝をついて四つんばいになり、両腕の間に頭が入るように肩を押し下げて腕を伸ばします。オフィスなどで椅子と机がある場合は、椅子に座ったまま机の端に両手をかけて前屈します。

驚くことに、二三日これを真面目にやったら急に肩の可動域が広がりました。ただ、ポキポキ音がするのは相変わらずですが。

これ以外に効果があったのは「ひじまる体操」「肩の後方へのストレッチ」「仰向け寝ストレッチ」でした。ひじまる体操はNHKのためしてガッテンという番組で紹介されたのでご存じの方も多いと思いますが、肘先で大きく丸を描くように肩を回すだけの運動です。

ひじまる体操は簡単な運動ですがポイントが二つあります。ひとつは、指先を肩の付け根から離さないこと。単に肘を曲げて肩をグルグル回しているだけでは効果がありません。Tシャツを着て運動をしているとしましょう。肘を曲げて手の指を頭の後で組みます。そのまま組んだ指を解いて首根っ子と肩の間のTシャツを摘みます。このTシャツを離さずに肘先を回します。

二つ目のポイントは、肩を回すときに肩甲骨を大きく動かすこと。こうすると胸や背中や腰も大きく動きます。水泳のバタフライのような動きになります。NHKによれば、ひじまる体操は毎日3分間するものだそうですが、きちんと大きく全身を使って実行すると相当しんどいです。

次に、肩の後方へのストレッチですが、まず両腕をだらりと下げた位置から手を背中へまわします。手の甲を腰の上あたりにつけて、肩が痛くない方の手でもう一方の手首を掴んで背中から離すように後へ引っ張ります。両肩を下げながら肩甲骨同士をくっつけるような動きになります。


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