10-4 五部の詰めと五緩

2001/09/03 月 00:00
櫻井 孝



1)押手の詰め:入り過ぎず、控えすぎず、下押しでなく、上押しでもなく、中押しで、角見を効かして、脈どころから押し切る詰めである。

2)勝手の詰め:親指を一文字にして、外に曲げず、内にも曲げず、上にも下にも曲げず、捻り不足すぎず、捻りすぎず、勝手の脈どころから矢筋に詰めるもの。

3)両肩の詰め:両肩は前に出さず、後ろに逃げず、矢筋と平行に、矢の中に納めるように、骨の関節を合わせるように詰める。

4)胸の詰めは:胸の中筋を開き、背中の肩甲骨を対称に閉じ合わせる詰め。

2.五緩
五緩はこの五部の詰めの全く反対の緩みであり、それぞれ単独で、あるいは複合して起き、深刻な緩み離れを引き起こす、万病の元です。

1)押手の緩み

2)勝手の緩み

3)押手の肩の緩み

4)勝手の肩の緩み

5)胸の中筋の緩み

従って五緩の緩みは、それぞれ五部の詰めをもって、早急に癖にならぬうちに、直さなければなりません。気持ちを悠然として、「唯伸びて緩まず」、離れまで連続させる意識が重要です。

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