7-20 唯矢束、わがままな矢束
2004/02/17 火 00:00
櫻井 孝
ただし、以上は流派の解説であり、弓道教本ではこれらの解釈の違いを踏まえたうえで、ただ引く長さのことではなく、心気の充実の過不足という一段と高い解釈として、「引かぬ矢束」を適正としていますので、学科試験ではくれぐれも上のような解釈は避けてください。
1. 「引く矢束」とは手先の業だけで押し引きして放つ。
2. 「引かぬ矢束」とは心の安定、気力の充実によって機熟し(やごろに至り)自満の末に発する(離れる)。
3. 「ただ矢束」とは矢束は引き込むが、ただ保持しているだけの状態。
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