3-5 シャドウシューテイング

2001/09/03 月 00:00
櫻井 孝



弓道の難しさは弓の強さによって、体が思うようにならず、弓道八節の図解のように引けず、力が入り、離れが思うようにならないことです。弓矢無しで素手で弓道八節をやれば、思うようにできるはずです。肩に力を入れることなく、あわてて早気になることなく、離れで緩むことなく、ちぎる離れでなく、一寸物足りないが自由にできる筈です。力がかからなければ、ライフルやボウガンのように引き金をひくような離れも、ロボットのような射もできます。

この練習方法のポイントは弓も矢もなくても、あたかもあるようなイメージで手の内を整え、打ち起こし、口割、ねらいを付けながら引き分け、会を保ち、詰めあい、伸びあいを行って離れを出すイメージを持つことが大切です。慣れてくれば、トイレの中でも、歩きながらでも、電車の中でも、周りに怪しまれないように注意さえすれば、いつでもどこでも自由にイメージトレーニングができます。

また弱いゴム弓や紐を引っ張って、離れの感じをつかむのも良い練習と思います。先日、M先生がバッグの中にゴム弓を入れ、引っ張っているのを見ました。先生にはなにも聞きませんでしたが、多分イメージトレーニングをされているのだろうと思いました。とくに初心者の皆さんにはお勧めの練習方法と思います。

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