2-11 上肩妻肩を地紙に重ねよ

2001/12/11 火 00:00
櫻井 孝



この口伝は本多流のホームページに本多利実翁が解説していますが、なんとなくしっくりこない、「弓道の新研究」に石岡先生が、三重十文字の胴造りは磐石不動の衝立のような堅板のようにと書いているがこれもしっくりこないな、と思っていたら、突然ひらめきました。

地紙というのは、足踏みを扇の曲尺で開く時、扇の紙の部分が足踏みの軌跡であること。これが地紙なんだなと。 丁度その上に左右の肩、押手の肩、勝手の肩をきちっと重ねなさいと言う単純な口伝であると判ったのです。

つり革から手を放し、足踏みの上に両肩が均等にくるようにして、ひかがみを軽くはって、お尻を少し持ち上げれば、電車が揺れても安定していました。

これが三重十文字だなと実感できました。

でも回りの人は変な奴だなと思ったかも知れませんね。

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