2-10 弓の扱いの枝葉末節

2001/12/04 火 00:00
櫻井 孝



弓の形を矯正する方法に「むらとり」があります。これは専門の「むら師」と言う職人があり、相当な訓練と技術があります。私は昔自分の弓を矯正しようとして、洋バサミの刃でむらけずりをやったことがあります。このとき始めは案外簡単に調整ができたのに、調子に乗りすぎて行過ぎてしまい、結局弓を一本パーにしてしまいました。 皆さんくれぐれもこんなことをしないように。

弓の形を踏んで矯正するときは、ひっくり返らないように慎重にするように、弓を右手で左に押す場合には同時に左手で弦をはさむようにするとひっくり返る心配がありません。

また足で弓の胴を踏んで、手で持ち上げるような矯正をするとき、外竹をいためやすいので優しく扱いましょう。

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