1-17 弓道の修行と彫刻の類似性

2003/12/10 水 00:00
櫻井 孝



だから、初心者の方はこのように遠回りをしないで、真っ直ぐに正しい形を身に付け固めてゆくことが肝心であり、それには正しい理解が大切であると思います。

ここでいう、「骨、肉、皮」は3体と呼ばれ、骨法を形付けるものです。強き骨に、強き肉、強き皮の組み合わせの射となるように努力することが肝心と思います。あせらずじっくりと鍛錬することが、肝心であると思います。

ようするに、初心者の内は体が柔らかいけれど、次第に硬くなってくるので、個人差はあるが、初期の段階(1、2年の間)に弓道の基本を確実に身に付けることが大切であると思います。そのためには弓道教本などをしっかり読んで、射法の理屈を理解して、修行するのが望ましいです。

そして、力で弓を引くのではなく、筋骨に当てはめて引く要領を掴む(コツを掴む)ことが、肝心です。

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[Serene Bach 2.24R]