8-22 「会者定離」とは

2014/01/30 木 18:28
櫻井 孝


「射法八節」における「会」、「離れ」とは、竹林流の流祖・竹林坊如成が僧籍であったため、その弓道書(四巻の書)に仏教用語の「会者定離」から名付け用いた言葉で、それが日本弓道連盟の「弓道教本」に継承されたものです。

「会者定離」とは平家物語の冒頭の名文句に「祇園精舎の鐘の音は諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色は生者必衰の理を表す」とあるように、輪廻を示した言葉であり、命あるものは必ず滅し、「会するものは必ず別れる」という仏教理念から来ています。

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