[2] 6-19 引き分けの弓道教歌

Comments


佐野
2013/06/12 22:58
 まさしく、僕自身もそうやって右肩をひっかけて右肘が垂れてしまって、左肩は猿臂の事すら知らないので、左肘をつっぱって(尾州竹林流ではダメとされる、‘突く’というやつです)、左肩も巻き込んで固めて、捻じ込むことを角身と勘違いして引いてきて、そうやって弓とけんかして引いて来たので、竹弓の外竹に何度も笄を走らせて弓の外竹を交換して・・・
 みんな悩むことはきっと似たようなところなのだと思います(笑) そうしていろいろ試してきた者同志が、遠回りしたなあ、と振り返って思うのですよね、全く一緒です(笑)
 でも、そんな努力って無駄ではなくて、いろいろやってきたからこそ、後輩たちの修正点が見て取れるのだと思います。反面、悩まず我流を変えずに引き続けて、指摘されても直す気もなければ、他人の射を指導することは、できないのだと思います。
 櫻井様と同じ県で住んでいたとしたら、弓具を持ってイソイソと「ちょっと練習に行ってきま〜す。」と出かけて、しょっちゅう道場で意気投合してアーダコーダと相談しながら練習して、嫁さんに「あんた、また櫻井さんと弓引きよったかね。」と呆れられていたことでしょうね(笑)
櫻井孝
2013/06/12 21:13
佐野さん
 貴方とは会ったことがないのに、自分の射形の矯正ポイントをぐさりと指摘されたようで、怖いです。
私も中学から弓道を始め、高校生頃までは真っ直ぐな射形で良い成績を収めていました。大学に入ってから弓道理論が身に付くと同時に、癖弓の名手に感化されて、猿臂の射とともに左肩を控える引き方に変化し、左肩下がりで右肩で担ぐ射形になりましたが、そのことに40年も気がつかず(20年のブランクあり)経緯しました。

 このHPのプロフィールにある写真は、今から10年ほど前の写真ですが、まだその癖が明瞭に出ています。
この頃は24キロの弓を使って、力強い射を目指していましたが、
まず、弓構えの段階で既に左肩が抜け、大三は引きすぎて大きく、矢はやや後方につき、会では左肩下がり右肩上がりの担ぎ弓となっていました。物見は突っ込み、矢束は引きすぎ(3cm程)て、右肘が落ち、押手は強く握りすぎでした。右の肩根は上がったまま、詰まっていながら、右ひじのみ引き下げた形でした。
 この結果、離れは左は振り込みながら、右は前離れとなり、どんなに強く押しても効かず、前矢が出るようになっていました。

 これに気がついて、射形を真っ直ぐに改善しようとしてから3年になりますが、やっと肩の骨が揃ってくるようになり、矢どころも真っ直ぐにでるようになってきましたが、まだバラツキが多いのが悩みです。
このことは、「竹林射法七道」の小林治道先生、「弓道読本」の唐沢光太郎先生が力説していることがやっと最近判ってきたのです。
思えば、随分遠回りしてきたと思っているところです。

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