左肩骨折
2006/12/31 日 11:17
峯 茂康
反省を込めて肩のリハビリ記録を書くことにします。というのも自分が負傷してみて、ネット上の様々な闘病日記やリハビリ体験談が随分役に立ったからです。また、私のリハビリ体験は五十肩で悩む弓引きの人々にも参考になりそうなので。
まず、私の傷病名は「左上腕骨大結節骨折」です。骨折といっても腕の骨がポッキリ折れたのではなくて、骨が剥がれる「剥離骨折」です。大結節というのは上腕骨の骨頭(肩関節に嵌る半球状の部分)の外側にある突起です。ここに棘上筋という筋肉がくっついていて、ここが骨ごと剥がれました。
肩を外から触ると三角筋という大きな筋肉があるのがわかりますが、棘上筋はその内側にあって外観からはわからないインナーマッスルと呼ばれる筋肉です。これを損傷すると腕を横から水平に上げることができなくなります。
最初は「ひどくスジでも違えたかな」くらいに思っていたのですが、一晩寝て起きたら痛くて腕が上がりません。風呂で熱いシャワーを肩に当てたら多少腕が動くようになったものの鈍痛がします。肘は普通に曲げることができるのに肩がダメです。
私は過去に2度骨折したことがあって、そのときは驚くほど内出血して腫れました。今回は腫れてこないので骨は大丈夫だろうと高をくくっていましたが、2日経っても茶碗が持ち上げられません。さすがに少し不安になって友人の医師に電話で相談したら、骨折じゃなくても脱臼ということもあるんだからさっさと病院へ行けと言われました。
それでやっと病院へ行きました。子供の頃から掛かり付けのホームドクターが外科なので、そこでレントゲンを撮って貰ったところ、脱臼ではなく左上腕骨頭にヒビが入っていると診断されました。
「なーんだヒビか」
ヒビという語感から大したこと無いと思いこんでしまったので、医師から左腕を三角巾で固定した方が良いがどうするかと訊かれても断り、なるべく安静にして1ヶ月後にまたレントゲンを撮るということにして病院をあとにしました。このとき素直に固定しておけば良かったと後々悔やむことになります。
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