10-2 弦音
2001/09/03 月 00:00
櫻井 孝
良いバランスの取れた射の時には、離れの瞬間でも弓も弦も暴れずに、矢をスルッと押して張り弦の状態まで戻り、張力を保ったままの状態で矢が分離し、弦が関板に当たって澄んだ弦音を発します。
緩み離れの時には、弓は暴れ弦は緩んで波打ちながら、関板に急に打ち付けられるので、割れた鈍い弦音となります。
弦音はもともとギターの弦と同じであるので、弓が強く、裏反りが強いほど高い音となり、弦が細いほど高い音となります、奏者の弾き方によって音に差が出るのと同じでしょう。
また弓の形によって、下が強い時は上の関板が離れて、弦音が出なくなり、逆に関板がくっつき過ぎるとビビリ音となります。
以上のようなことを意識しながら、自分の弦音に絶えず注意しながら、練習するのも楽しみの一つでしょう。しかし、良い弦音にこだわり過ぎるのはナルシズムでしょうか。
[7] beginning...
comments (0)
-
<< 10-1 過去、現在、未来
10-3 三病について >>
[0] [top]