9-10 引き金の引き方と懸けほどき、爪はじき

2001/10/29 月 00:00
櫻井 孝



写真ではシャッターを半押しとしてシャッターチャンスを覗います。ゴルフでは打つ前に、ワッグルという動作で打つ準備をします。

弓道では会の詰め合い、伸び合いで、懸けほどきという準備作業を行います。

これは会で懸けの指先をズルズルと緩めるのではなく、懸けを締めたまま、故浦上栄先生の言う、「キチキチキチキチ」と指が鳴って、パンと離れを誘う感じになります。

そして、パンと離れるのは、指はじき、あるいは爪はじき(つまはじき)と呼ばれ、すなわち指パッチンのなせる技です。また、「掛け金を外すは大指を弾くと心得よ」と同じです。

そうすれば、勝手の指は一度も開くことなく、一瞬の間に、会の指使いの形(兎の形)から、親指の内側に4本の指を握ったグーの形になって、抜く手を見せない鋭い離れが出るでしょう。

私のイメージでは、「チチチチチートン」のリズムです。

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