4-20 鵜の首の手の内
2004/04/09 金 00:00
櫻井 孝
以下は自分の思いつきですが、鵜でも、からすでも、白鳥でも、鳩でも鳥の動きを見ますと、鳥は首を垂直に立てたときも、水平にしたときも頭の形(くちばしも)は常に水平になっています。鳩や鶏が歩く姿を思えばその頭はいつも水平を保ちながらバランスを保っているのが判ります。
押し手の使い方もこれによく似ていると思います。取り懸け、打ち起こし、会での押し手の形はいつも水平になるべきであって、ちょうど鳥の頭の形とよく似ていると思います。そのようなわけで、大三でこの鳥の頭のイメージ、親指がくちばしのように伸ばすイメージがポイントとおもいます。
特に手の小さい人は大三で指を握り締めると、押し手が水平ではなく上を向いてしまい、下押し、あるいはべた押しの手の内になりやすいのです。
押し手が弓に直角になるのは、五重十文字の1つ、「手の内の十文字」であります。
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