Comments
- 佐野
- 2013/06/12 01:09
- 櫻井孝さま
おおっ、唐沢光太郎先生の「弓道読本」ですね!かなり読み込みました。「鉤の勝手」をずいぶんと“誤って解釈したまま”10年ほど引いてきて、今にして、唐沢先生のおっしゃりたかったことがわかってきた気がしています。
そして、唐沢先生が、「両肩を左右に押し開いて、特に勝手の肩を早めに開いて沈めて・・・」というような表現をしていますよね。これは、僕も今、嬉々として行っているところです。
もともと肩根をひっかけたように上に残すと、これは僧帽筋上部線維が働いて肩甲骨が吊り上り、担いだ形になって、詰まった形になる。この形は鎖骨が斜め上に上がるので、矢束も短くなり、伸びが出ない。唐沢先生の書かれているように、(僕は正面なので、)勝手の肩を大三から引分けの開始時に早めに沈めた方が(感じとしては、左右に肩を押し開きながら沈める心持で)いいようです。そうすることで、肩の筋肉の使い方としては、僧帽筋中部線維と下部線維、大小菱形筋を使いやすくなって、肩甲骨下角が閉まり、背中で引きやすくなる・・・と解釈しています。この肩の使い方に変えて、軒並み今まで使ってきた矢が短くなってしまい、引き込みそうになって、件の矢・6本組の新調に至ったのです。箆継ぎ6本組もしましたが、今一つ、継いだものは使わず矢筒の中で眠っています。
この辺りの肩の使い方、レントゲンにとって確認したいのですが、弓を引けるようなぜいたくなラボは当院にはないので、わかりません。
『周波数』が合って、うれしいです。
- 櫻井孝
- 2013/06/11 21:46
- 佐野さん、コメントをいつも有難うございます。
自分と周波数があうご意見だなあと、嬉しく思います。
しかし、実際には書いている本人はなかなか心で思うようには体が動かず、昨日はまあまあであったが、今日はばらばらであったと云う状況が続いています。
最近、心がけているのは、「押していたずら引く無益」とあるように、両肩根を平らにして、左右均等に引き分けたい。唐沢光太郎先生の背面写真のようにと思っていますが、程遠い状況です。
- 佐野
- 2013/06/10 00:31
- 櫻井様、楽しく拝見させていただいております。
このあたりの教歌、ここ最近、尾州竹林流の書物を読む中で何度も読んできました。
この中でも、とくに“継ぎ目な見せぞ・・・”の歌が大好きです。僕は正面打ち起しですので、中学・高校と、射法八節をすべて節をキチキチつけて行ってきました。
衝撃を受けたのは、僕が錬士の審査を受けに行っていたとき、僕の“弓道の兄貴”と慕う人が六段を受審されていて、会場でその方の射を見て、“継ぎ目がない”なめらかな射に、度肝を抜かれました。そして、ドーン、ドーンと二本詰めて、六段を拝受されました。その映像は、今でも瞼に焼き付いています。
それから僕も、その衝撃の冷めやらぬうちに、と、練習してきました。一見動作が止まりそうに見えても、内在する働きは止まることなく働き続けて次の動作に向かい、“緩-急-緩”をイメージして引いています。(うまくいっているかどうかは別にして。)
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