[2] 10-10 わがままなる弓道

Comments


櫻井 孝
2021/10/29 16:26
深澤さん、コメントを有難うございました。

私は、人それぞれの骨格の相違による個性があっても良いと考えて、「我儘なる射」という事を書きました。尾州竹林派の弓術書にも「射は身の寸と書きて骨相筋道の正直寸法を本とせよ」とあります。また、骨格には直腕の人ばかりではなく、生まれ付き、あるいは怪我などにより曲り腕の人、曲陸腕の人もおり、皆が一様ではない。それぞれ工夫によって真直ぐに働けば正しいものと云える。

しかしながら、私は正面打ち起こしか斜面打ち起こしかを論ずるものではありません。それはどちらの射法で行っても基本は同じと考えていますので、「正面で出来ないのに斜面で出来るはずがない」とも思います。その点では、残念ながら私の文章の意味するところと貴方の解釈では違いますと云わざるを得ません。

正面では何が出来なくて、斜面に変えたのか知りませんが、その射法を先輩に教えて頂くのではなく、見まねで行えるとは考えられません。「天の声」とまでおっしゃって頂いたのですが、その出来ないことを直ぐに諦めるのではなく、努力すれば出来るようになるはずです。そうして、縦横十文字が整い、真直ぐで伸びのある射を会得してほしいと願います。
深澤 豊
2021/10/03 20:37
唯一の正しい理想の射形というものはむしろ否定し、その人の骨格に合わせて異なった射法があると考えています。
-->このコメントに救われました。弓道連盟標準射法である正面うちおこしがうまくできず、弓道教本を読んだだけで斜面うちおこしを真似て勝手にやっている私には、神の声に聞こえました。

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