Comments
- 佐野良仁
- 2012/12/03 08:46
- ありがとうございます。お察しの通り、尾州竹林流ではなく、弓道教本での武射系の正面打ち起こしで、流派としては残念ながらありません。
四巻の書を拝読していると、随所に「口伝せよ」が出てきます。その口伝を聞いてみたいものです。
>「口伝せよ 矢束と鞭と力革 長きをば継げ 短きは切れ」
>これも言葉通りの解釈は無理ですね。
これはホント、長き矢に箆継ぎすると四半的弓の矢みたいになりますね。短きを切ると、引けないじゃないか!ということになる(笑)鞭と力革も「いったい何??」というところですね。
またいろいろとご教示いただけましたらありがたく存じます。
- 櫻井 孝
- 2012/12/02 11:20
- お読み頂き、有難うございます。他流の方と思いますが、竹林流の伝書などを深く勉強されているのに驚きました。
しかし、私は四段のままの古漬けですので、先生は止めてください。
矢束に関しては7−20に続編を書いています。
尾州竹林流の教歌では
「引く矢束 引かぬ矢束に唯矢束 三つの矢束をよく口伝せよ」とあります。
「この「口伝せよ」というのは、伝書は他流も読むので、混乱させるためにわざと難解(逆説)にして、本当のことは口伝で伝えなさいという意味です」と魚住一郎範士から聞きました。
まさにこのために混乱しているようですね。
また、同じような教歌もあります。
「口伝せよ 矢束と鞭と力革 長きをば継げ 短きは切れ」
これも言葉通りの解釈は無理ですね。
- 佐野良仁
- 2012/11/29 22:36
- 楽しく拝読させていただいております。高知県弓道連盟所属の佐野良仁と申します。錬士六段です。
ここ最近、魚住文衛先生の『四巻の書 講義録』を拝読しておりまして、この項目に疑問を感じていました。弓道教本では、
×引く矢束→離つ
〇引かぬ矢束→離れ
×ただ矢束→離さるる
に対応している、とずっと理解しておりました。しかし、魚住先生の解説を見て、「僕は間違えて覚えていた?!」と思い、焦っていたのです。さらに、富田常正先生の「尾州竹林流四巻の書註解」を拝読して、さらに混乱しておりました。こちらも“ただ矢束”を善し、としているようです。
最近、櫻井先生のこのサイトを見つけまして、拝読させていただいております。教歌を、解釈する先生の教示により変化するのですね。
>尾州竹林流の故魚住先生は弓道教本とは解釈が異なることを断って、唯矢束を丁度云い矢束と言っており、私も引く矢束をこの解釈としたものでした。
という部分を見て、安心しました。「間違い」とか「正しい」とかいうことではない、大切なのは筋肉骨道に従って、ということが肝要なのですね。
実は、高知には年1回、宇佐美義光先生が指導に来てくださっておりまして、私は毎年この機会を心待ちにして、1年修錬を積んで、観ていただく、ということを続けております。宇佐美先生の教えを一言もらさず理解したいと思い、四巻の書を冒頭から読み返しているところです。
またいろいろと勉強させていただきます。ありがとうございます。
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