[2] 6-17 竹林七道の順序について

Comments


櫻井 孝
2010/08/26 19:43
コメントを有難うございます。色々調査をされて本当に詳しいですね。
現代射法では、行射するとき的は3回しか見てはいけないと云われます。
しかし、戦場での場合には、脇正面に構えたまま悠然としてはいられないので、脇正面に並んだまま、弓を的正面に回して、敵からの矢を見極めつつ構え、自分の行射の準備を整えていました。これが歩射の弓構えです。
このため、弓を的方向に回し、的割りを行ったのは合理的であると思います。
koryufan
2010/08/07 11:59
〉竹林の「弓構え」は現代の「弓構え」とは全く別のものであり、「的割り」とも云われる。
雪荷派(三河系)の伝書でも竹林派と同じ場所に「弓構え」が置かれています。印西は形は残しているが胴作りの一部と見なし、名前はないそうです。
現在は取り掛後を「弓構え」と呼ぶので、適切な用語に不自由していました。しかし、あちこちの神社等の弓行事を見て回ったところ、取り掛けの前に弓を的側に振り向ける場面をたくさん見ました。この構えで胴の据わり(竹林の大日の曲尺)を確認できるので、個人的にはなくしたくないのですが、連盟系の射会では遠慮せざるを得ないようです。

星野勘左衛門さんは、「引っ取り」とは、目当てもの(的)を懐に引き取ると表現していたのですか。味わい深い表現ですね

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